パソコンの操作方法については、何を知りたいかがわかっていれば、ググってほぼ確実に情報は手に入る時代。だから、この手のノウハウ本は、目次に価値の大部分が集約される。そこに1027のタイトルを詰め込まなくちゃと、小さい文字で並べてあるだけだと、目を通す気にはならないだろう。巻末に索引も無いから、先頭からパラパラとめくってみると、字は大きいが画面例は小さくて細部までよく見えない。Windows7パソコンを前に、リアルな画面と首っ引きで利用することが大前提で、この本で事前に新品パソコンの予行演習という目論見には適してないと思います。
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1027と少々1000を超過してることから、水増しなんてなくて、少々割愛してこの数字なのだろうと察せられる。情報量充実お徳用パッケージなのだが、問題は、特に説明してくれなくてもわかりそうな基本操作から、マニアックな利用方法(大多数のユーザには不要ってこと)まで、ごちゃっと一列に並んでいるところ。要するに、読み飛ばせ、っていうところだろうけど、各項目冒頭部分をちょっと読んでみないと、読む必要がある項目かどうか判断できないところに、難が有る。
Home Premium/Professional/Ultimateのそれぞれでの対応状況を、各項目冒頭にアイコンでわかりやすく表示しましたよってことなのだが、全部(1つや2つの見落としがあるかもしれません、あったら御免なさい)の項目に3つのアイコンが貼ってある。XPモードはProfesshonal以上だけのはずが、ここにもやっぱりHome Premiumアイコンがあるぞ???
ページ数にして最初の1/4はフルカラーで、Part5の途中で突然色数が減って画面例の視認性が落ちる。
情報量は多くて嬉しいけど、編集をもうちょっと頑張ってもよかったんじゃないかなと。