定額料金体系

ねっと猫の手の料金は、定額の8千円(税込8,400円)です。

これは、料金の透明性を確保することが、お客様にとって大きな価値となるとの判断から、このようにさせていただきました。

パソコンサポート同業他社様の料金体系は、積算型が大多数です。

基本料金と出張料と技術料を加える形になっていたり、複雑な料金計算方法をとるのは、ひとつには、この業界の悪い商習慣とでもいえるのですが、合計料金を事前にわかりにくくする、という意図が働いているケースが多いと言わざるを得ません。どの業界でもそうですが、はっきりと料金を明示してしまうと、競合他社がそのすぐ下に料金を設定して価格競争を仕掛けられるなど、リスクがあります。

また、最初の入り口は手軽にしておいて、頼みやすくする。一度開けられた財布の紐はゆるくなっていて、追加の支出には比較的抵抗が無い、という消費者心理は、最近注目される行動経済学で明らかにされているところです。そういう消費者心理を巧みに突いて、というのが商売上手なのだといえますが、長い目で見れば、それは消費者を騙しているような側面が無いとはいえません。

そこで、定額制です。

最初から、お客様は弊方にいくらお支払いになるか、極めて明確です。お客様は安心です。時間が長引くなどのリスクは、事業者側の弊方が吸収するので、結果的には、ある種の保険に事前に入っているのと同様の効果が得られます。

定額、といのは、米国での医療におけるマネージドケアという考え方にヒントを得ています。医療においては薬品等も含めて、年間いくらで契約します。パソコンサポートでそのまま導入すると、部品代が加わることになり、そのリスクをヘッジすると、契約料金は年間でおおむね、ねっと猫の手6回分ぐらいになると思います。標準的なお客様では1台のパソコンあたり、ねっと猫の手を年間何回も使われるというこは、むしろ稀です。要するに、高くついてしまうことになります。

そこで、弊方に直接入ってくる料金について、スポット扱いで定額とし、部品代は実費精算という形を取りました。実際には、部品が必要なケースは比較的少数です。