コンセプト
ちょっと懐かしい言葉に聞こえるかもしれません。
ハイテック・ハイタッチ。
高度な技術は難しいです。ゴツゴツとしてます。新製品の操作だって、よくわからないことが多いです。技術は、剥き出しのままにしておくと、利用者に緊張感を強いることになります。だから、工夫して、親しみやすい手触りに整えます。すごいけど、やわらかい。これがハイテック・ハイタッチです。
さらにいえば、やわらかいところが、すごい。
ねっと猫の手のコンセプトは、一言で言えば、これ。ハイテック・ハイタッチです。
その昔、インターネッ技術は米国の軍事予算による研究開発の成果として生まれてきました。そのゴツゴツとした軍用の技術が、今や消費者にとって無くてはならない技術として普及してきました。消費者にとって技術革新は、どこか外の世界で起こって、それがいつの間にか身近に波及する、というような、悪く言えば後回しという側面があったと思います。
が、今は違います。コスト削減の要請もあって、軍は消費者用に生み出された技術を積極的に取り込もうとしています。高度な技術、ハイエンド技術の少なからぬ部分が、まず消費者向けの市場で生まれ育てられる、そういう時代になってきたのだと考えます。
やわらかいところが、すごい。
では、どうやったら、やわらかさを作り出せるのでしょう。
そこで、組み合わせ、という作戦で考えることにしました。ねっと猫の手のサービスの仕様を見ていただくとおわかりいただけると思います。そこには、別の業界で消費者に広く受け入れられたビジネスモデルのようなもの、嬉しさ有難さ、便益が組み合わされています。
それは、
- 救急車の即応性
- コンビニエンスストアの利便性
- 高級ホテルブッフェの信頼性と経済性
です。
ねっと猫の手は、これらの長所を取り入れることができているでしょうか。二兎を追うものはなんとやら、ということになっていないと思います。
ねっと猫の手は、経済的です。が、激安、これを狙っているわけではありません。
パソコンサポートなんてどこも同じ、そう消費者様に思われてしまうようでは、もはやコモディティ、単なる価格競争が残るだけです。でも、考えてみて下さい。例えば、医療の料金が自由化されたとして、うちは大安売りだよ、なんて医療機関に家族をかからせるでしょうか。医療とサービスを同列に置いて語るのは少し乱暴ではありますが、医療もサービスも、物販と異なり、お客様が受け取るモノは提供者によりそれぞれ異なります。やはりサービス業は「品質」と「付加価値」、そういうことなのではないかと考えます。
ねっと猫の手は、高品位サービスをめざします。
旅館なんてどこも同じだよ、ってことはありません。和倉温泉にゆけば、日本一との誉れも高いあの旅館に泊まりたくなります。というより、日本一のおもてなしに魅かれて、わざわざ和倉温泉まで足を運ぶのでしょう。
選ばれる高品位サービス。これが、ねっと猫の手のコンセプトです。