15周年記念で猫もばけらった

2003年10月23日に営業開始してから、はや15年です。

あれから15年っ!

綾小路きみまろ先生もかくや。遠くを見る目でシャウトしましょう。おお、一度ここで歴史をリセットして新たな船出としたかったのかと、皆様にも決意が伝わるでしょうか。いや、実はサーバー移行に失敗してブログコンテンツを消失しちまった、それが真相なんでございます。みっともないことです。

それでも、「すぐ来る」ことが弊社サポートの数少ない美徳の一つ。回復の速いこともそのおまけ。15周年翌日から次善の策に走るのです。考える前に書け。書くことで、不足気味のメモリサイズが補われる。我がオツムのね。

この数年、パソコンサポートって結構すんなり自動化できるのではないかと、検討してまいりました。成果はありません。

そもそも、製品じゃ儲からないからアフターケアで儲けようという社会の大潮流があるって時代。その趨勢に逆行する目論見です。反省しました。

曲りなりにもAI屋ですから、AIがどこらへんまで「出来る」のか、わかるかな。AIでサービスの大半が自動化されても残る、人間サービスならではの付加価値を設計してったほうがよほど健全です。AI応用は自分のライフワークです。加えて、AIに浸食されにくいサービスの姿をじっくり考えるのも、同時にやっていきましょう。そう決意するのです。15周年の次の日に。

それで、AIに負けないパソコンサポートです。これをAI屋が自分でやるというのだから珍妙です。ある種のマッチポンプでしょうか。いやいや、イノベーションは世界中の優秀なサイエンティストさんやエンジニアさんたちが引き起こします。わたくしも微力ながらちょびっとでも貢献できればいいなとは思いますけど。対して、AIに浸食されない場所を見つける、というのは、ある意味、逃げるゲームです。

逃げ逃げてうまく商売を継続してゆくことができるでしょうか。自分でもちょっとわくわくしております。