- Windowsが立ち上がらなくなってしまった状況でデータを救済する
- MS-DOSモードで立ち上げて、フロッピーディスク経由で必要なデータを取得
起動ディスクが必要。無ければ同じOSの他のマシンで作る/作らせてもらう。
大量データには極めて非効率。1MBを超えるファイルに対応できない。
- ディスクを他のマシンに取付けてバックアップする。
本体からハードディスクドライブを取り外して、もう一台のマシンのセカンダリIDEとして接続。
データを読み取り、バックアップを取る。ディスクのジャンパ設定(マスター→スレーブ)注意。
2000/XPでNTFSフォーマットを使用していた場合、98/98SE/MEでは読めないので注意。
逆に、サーバ2003/XP/2000からは98/98SE/MEのFAT32フォーマットのディスクを読める。
- CD-R等リムーバブルメディアの無いマシンでバックアップする。
- 手法の選択
ネットワーク経由でデータをサーバに送り、サーバでCD-R/DVD-Rに焼く。ネットワークカードが
装備されていない場合、一時的に装着する。また、USBが使える場合、小容量のデータなら各種
メモリカード(MS,CF,など)で事足りることもある。大容量であれば、USB外付けディスクに一時的
にコピー、その後リムーバブルメディアドライブ付きの他のマシンに接続し、データを読んで、焼く。
一方、1GB超となると、予測時間に応じて手法を変える。USB1.1より2.0、IEEE1394を使うと顕著に
時間が節約できる場合がある。状況が許せば、バックアップ用別ディスクを用意してIDEセカンダリ
ドライブとして接続、まずコピーし、外して別マシンにて「ハードディスクバックアップ」の形でパーティ
ションごとDVD-R等高倍速メディア(複数枚数も可)に焼く。
- バックアップするリソースの選択
WindowsXP(マイクロソフト社の登録商標です)では環境まるごとバックアップするパケットを
作ってくれる機能が標準装備されており、「コントロールパネル」→「パフォーマンスとメンテナ
ンス」→「データのバックアップを作成する」と操作してこの機能を呼び出す。
他のOSでは、ユーザがマイドキュメント等に置いたユーザファイル、
メール一式(本文、アドレス帳、設定)、これらが基本、あとはご希望あればブラウザのお気に
入りとCookieを保存。
- LANでファイル共有する予定の無いマシン間でのデータお引越し
- 機材の利用
プロバイダからそれぞれ動的IPアドレスが直接ネットワークカードに割り付けられる使い方の場合、
IPアドレスを一時的に固定すればファイル共有しやすいと考える方は多いが、マシンが完全に健康
と確信される工場出荷/リカバリ直後状態以外では、ためらわれる理由がある。そこで、DHCPサーバ
機能を有するサーバ機もしくはルータを用意する。
どちらかのマシンに共有フォルダを設定する方法以外に、FTPサーバ機能を有する(ファイル共有でも
いい)が設定された中継用マシンを接続し、一度中継機にコピーし、送り先マシンからその内容を読む
方法もありうる。
- 所要時間の予測
FTPなら全部ブラウザで操作できて便利だが、大量データだと時間を考慮。DVD-R一枚分程度
で、FTPで2時間、ファイル共有で30分、との実験結果がある。フォルダ構造の再現段階にかな
り時間を要するので、その複雑さが全所要時間に影響する。
- 移設するリソースの選択
WindowsXP(マ社商標)のメディアには、環境まるごと移送用パケットを作ってくれる機能が
標準装備されているので、移送先がXPならこれを利用。そうでない場合、バックアップの項に準じ
て必要なリソースを選択して移送する。
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